簡易な平面プランを元にゼネコンや工務店等の施工会社で建築費の見積を出してもらっている図面を持って来て建築費が高いので落とせないですか？

と聞かれることが有りますが、大概の場合建築費を落とす事が出来ます。なぜかというと現時点では詳細な図面で見積もりしてないからです。建築図面は平面のプラン以外に構造や設備の図面も有ります。鉄筋の本数や太さ柱や梁の太さ、コンクリートの量なども決まっていません。これらは構造計算して構造図を書いて初めて決まります。これらの図面を書くのは3カ月～半年程度かかります。簡易なプランの状態では建築物の鉄筋の量やコンクリートの量、また設備がどのような物かというものが決まってないので建築するとき高額になってしまう事が有れば安くなる場合も有ります。施工会社も簡易なプランの状態では建築費の上下のぶれが大きいので損を出さないよう高い金額で見積するしかないのです。きちんと設計図を先に書いて（確認申請を提出レベル）その精度の高い図面を元に施工会社から見積、入札等とすると、ぶれがほとんど無いので建築費の見積金額を落とすことが出来ます。